痒くて 寝られないの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
小さい頃から肘、膝の裏側に乾燥性の湿疹がありましたが、また二十歳の頃より顔、腕、胸、背中に痒みのある乾燥性の湿疹がひどくなりました。その間ステロイドは続けていました。しかし使い続けても一向に良くならないので、ステロイドをやめて三カ月目に来店。
仕事中は忘れているが、家に帰った瞬間から痒くなる。布団の中に入って温まると、ほてって猛烈に痒くなり、掻くと肌を傷めて、痒くて夜も寝られない睡眠不足の状態がしばらく続きました。そして、入浴すると痒くなるので、ずっとシャワーにしているとのことです。
解熱と解毒の漢方薬を飲み始めて 1ヶ月ほどしてから顔の赤みが減り、痒みも少し減って行きましたが、まだまだ布団の中に入ると痒くてたまりません。
3カ月して内側からのほてりが少しずつ少なくなり、でもまだまだ痒くてピリピリとして痛みはあるものの、寝られる日が少しづつ増えて行きました。掻く頻度も少なくなり、皮膚を傷つける事も減りました。
食事は、朝は野菜ジュースなど、肉類、油もの、甘いものを減らし、野菜を中心とした食事に徐々に変えてもらいました。スキンケアも心掛けて頂きました。
4ヶ月目から、熱感からの痒みもだいぶ減りましたので、乾燥を潤す保湿の漢方薬を加えて飲んでもらい、わずかですが潤いが出はじめて、皮膚の状態も落ち付いて来ました。お風呂にも入れるようになりました。痒みが少なくなり、ご自分の力で肌に潤いが出てきたのが良かったです。
根気よく漢方薬を飲んで頂き、食事も野菜中心に、スキンケアもこまめにして頂いたおかげで、入浴できるまでになられました。でも何よりも、働きながら全身の痒みによく耐えられたと、その頑張りに頭が下がりました。
後は、美肌を充実させて潤いの肌にすれば、乾燥、痒みも少なくなるだろうと思います。これからも波はあると思いますが、一つの大きな壁を乗り越えられたのが立派です。これからも油断せずに、一緒にがんばりましょう。
TEL:052-361-6257
住所:愛知県名古屋市中川区高畑1-202